虫歯

2013年8月 5日 (月)

第209:怖いよ、虫歯の追討ち

歯周病患者に虫歯の追討ちが迫る。

歯周病が進めば進むほど歯茎が痩せてきます。
歯茎が痩せるということは、歯の露出面積が増え、虫歯の原因菌に晒される危険が増します。
より根に近い部分、が晒されることになります。

歯の一番外側には、エナメル質という硬い部分があり、ある程度虫歯から歯を守っています。
しかしながら歯の構造上、根に近いほど、エナメル質の層は薄くなります。
守りがが薄いので、虫歯が始まると急速に神経にまで達します。
したがって虫歯予防のためにも歯ブラシは欠かせません。

更に深い部分ではエナメル質がありません。
直接やわらかいセメント質が露出します。
私のような重度の歯周病の場合歯根が露出しています。
ほとんどセメント質が表面に見えています。

そこで更に注意が必要です。
歯ブラシの毛の先端でゴシゴシやったり、
研磨剤の多く含まれる歯磨き剤を過度に使うと、
それだけで歯は損なわれます。
歯ブラシは正しく歯周ポケットに沿うように当てます。
歯磨き剤は使わないに越したことはありません。

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2012年12月 6日 (木)

第201:フッ素の効果

本ブログの記事「第31:再石灰化
の中で私が提示した疑問に大阪の歯科の先生(記事197の先生と同一人物)が明確に回答してくれました。

フッ素入りの歯磨き剤で磨いたあと直ぐにうがいで洗い流してしまうが、フッ素の持つ再石灰化効果ははどうなっちゃうの?」という疑問です。

先生の回答は
「歯の表面にフッ素を塗ることで再石灰化が促されるが、その効果は塗ってから2分後に最大になる。したがって歯磨きに3分かかるとすれば直ぐにうがいしても、フッ素は有効です。」

その先生はこの件については歯磨き剤の製造会社にも確認したそうです。

しかし先生も、子供にフッ素を塗った場合には「30分はそのままにしておきなさい。」と言うそうです。
歯を大切にすると言う気持ちをはぐぐむ効果を狙ってのことだそうです。
先生有難うございました。

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2011年11月28日 (月)

第186:共存する虫歯と歯周病

虫歯については、記事第25、31,34,79のほか、カテゴリー「雑談」などでも何度か取り上げました。歯周病と虫歯は同時に起こります。口の中の微生物のバランスによって両方同時に起こることがあるのです。
プロの歯周病患者の私の場合、虫歯も少しですがあります。エナメル質が薄い歯根部分が虫歯に侵されます。この対策としてつとめて、寝る前にフッ素ジェルを使います。市販のフッ素ジェルでうがいをするか、あるいはジェルに付属している専用のブラシで歯の表面に擦り付けるようにします。いずれの場合もそのまます寝ます。検診で虫歯を指摘されることが少なくなったのはこのせいだと思います。出血した時などは洗口消毒液でうがいをしますが、フッ素はそのあと使います。消毒液は水で洗い流して役目は終わりますが、フッ素は洗い流すと効果がなくなるので、洗い流さずに寝ている間に働くようにします。1日おきに、交互にやってもいいと思います。

子供には寝る前に歯ブラシでフッ素ジェルを歯の表面に塗ってやればいいでしょう。
虫歯にはなんたってフッ素です。水道水にフッ素が含まれている国の子供たちには虫歯は極めて少ないのです。先進国の水道水はフッ素入りが常識です。少し大げさに言うと、虫歯をなくしたいなら水道水にフッ素を入れることです。虫歯を増やしたいなら水道水にフッ素を入れないことです。

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2008年11月13日 (木)

第79:茶の作法

先日の市民講座で長崎大学の飯島洋一先生は、フッ素の効果はエナメル質ばかりでなく、象牙質にも有効、と言った。(記事第75に詳述)私は道をたしなむわけではないが、歯ブラシ道場長として道場の茶の作法を考える必要はありそうだ。
1、は緑を飲むべし。やむを得ずペットボトルのを飲む場合は、ポリフェノール又はカテキンの多いもの(フッ化物が多く含まれる)を選ぶべし。国産葉使用のものがよい。
2、は何時でもどこでも飲めるようにすべし。(歯が丈夫になる(再石灰化)時間を多くする。)ただし、眠れなくなってしまう人は、夜7時以降は控えるべし。
3、物、特に甘い物の飲食後は必ず、により飲食物のかすを飲み下すべし。(歯の溶ける(脱灰)時間を短くする)
4、1回に飲むのはほんの1口でよい。口の中で、嫌になるくらい転がしてから飲み込むべし。歯の根が露出しているところ、沁みて痛いところにもなるべく転がすべし。(歯の再石灰化の時間を長くする。)
5、がぶ飲みは慎むべし。フッ素は口の中で役に立つ。
歯を丈夫にする助けになるのでやってみよう。

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2008年7月13日 (日)

第34:フッ素問題その2

なぜ問題が先送りされているか。思い当たる節があるので記事、第25に追記する。それは日本が官僚国家だからではないか。
その1:官僚は、大多数の人の幸せを追求するのが使命だが少数の人を犠牲にしてもいけない。この矛盾があらゆる政策にブレーキをかける。少数の犠牲に対しては別の手立てを講じて救済するのだがそこまでやると面倒なのでやらない。少数の人でも反対者がいれば十分やらない理由になるのだ。行政が手立てを講じなかったために大きな問題となった事例は枚挙にいとまなしというのにもかかわらず、だ。
その2:官僚は、利権を追及する本能がある。フッ素を水道水に入れるのにはそれほど大規模な施設はいらないのではないか。手間も金もあまりかからず、予算は左程必要としないのではないか。だとすれば利権にはつながらない。莫大な設備が必要だとしたら、もうとっくに国民はフッ素入りの水を飲んでいるはず、は考えすぎだろうか。一部の人が要らないといっている巨大ダムは幾つもあるではないか。

麻生太郎氏は、官僚国家からの脱却は急務だと言っている。賛成だ。フッ素混入設備に長じた企業があれば、そろそろ全国の市町村の数を数える時期ではないか。

フッ素推進派の集大成のような新聞記事を見つけたので紹介する。(反対派の記事も見つけたら紹介したい。)

http://www.shikoku-np.co.jp/feature/tuiseki/127/index.htm

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2008年7月 9日 (水)

第31:再石灰化

再石灰化とは、酸によって溶け出した歯の表面のエナメル質が、唾液中に含まれるリン酸カルシウムによって修復される現象。再石灰化現象は自然の虫歯予防のメカニズムだ。溶け出すほうが再石灰化より多いとエナメル質の修復が追いつかなくなり、虫歯となる。
フッ素には、この再石灰化を助ける働きがある。緑茶にも同じように再石灰化を助ける作用があることも知られている。
各メーカーはフッ素を含む歯磨き剤を製造しているが、私はかねてから素朴な疑問を持っている。歯磨き剤で磨いたあとはうがいで洗い流してしまうが、再石灰化はどうなっちゃうの、という疑問だ。再石灰化は化学作用なので時間の関数だ。してみると洗い流すのは間違いで、しばらくは流さずに置いておくのが正しいのではないか。
先日薬店で、塗るフッ素というのを見つけた。早速買ってよく見たところ、母親が子供に塗ってやるというもので、刷毛まで付いている。塗った後のことは使用法には書いていない。買った人の勝手ということなのだろうか。ある人は洗い流すがある人はそのまま放置するのだ。流さない方がよいという私の直感は一理あるのではないか。それ以後、フッ素入りの歯磨をやったときは、口の中の泡などは吐き出すが、水で流すことはなくそのまま寝てしまう。寝ているときも朝起きても格別違和感はない。いずれフッ素中毒かなんかになってしまうのだろうか。こんな馬鹿なことやっているひとがいたら意見交換しましょう。

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2008年6月27日 (金)

第25:フッ素問題

水道の飲料水にフッ素を添加すべきか否か、という問題がある。何十年も前に始まった論争は今でもくすぶり続けている。賛成派は言う。「水道水にフッ素を入れれば、虫歯はなくなる。」反対派は言う。「フッ素症やその他副作用の恐れがある。」私は言いたい「決着をつけてくれ。」
国は最近、フッ素使用を容認する方向を明らかにした。水道は、法律によって市町村の責任なので「容認」なのだろう。論争に終止符と言うわけではない。この容認によってフッ素化を推進した自治体はまだないと思う。
先進国と言われる多くの国では国策として、水道水にフッ素が添加され成果を上げている。多数決では賛成派の勝ちといえる。
なぜ問題が先送りされているのかが理解できない。フッ素入りの歯磨き剤は私も使うが、これが売れなくなるからなのか。フッ素入りの洗口剤が売れなくなるからなのか。虫歯がなくなると歯医者さんが失業するからなのか。どれも問題先送りの理由にはならないような気がする。歯科学の専門家が、学問的に決着をつければ一件落着になりそうな気もする。理解できない。
仕方なく、虫歯予防のためフッ素による洗口(うがいのこと)を推奨し、実践し、成果を上げている先生も多い。医者としての志に心から敬服する。

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