道具

2015年1月 2日 (金)

第214:歯間ブラシ:自説を糺す

記事第211のKM先生の推奨を受けて、歯間ブラシを1年間試してみました。

試した方法は、、1日1回・歯ブラシを終えてから歯間ブラシを使います。極太(太さ7段階の7)、中くらい(同4)、極細(同2)の3種類を場所によって使い分けます。1箇所につき裏表から数往復づつ、全部で2分とかかりません。マッサージ効果と歯垢の清掃、また歯ブラシで除去し損ねた粒状の食物のかすが取れることもあります。
数ヶ月で明らかに状態は改善しました。噛むと痛い部分も解消または緩和してきました。

歯間ブラシには
1 マンネリに陥りやすい歯ブラシに対して、使用法が簡単なため常に一定の効果が期待できる、
2 歯ブラシの当てにくい場所に楽に到達できる、
3 急ぐ場合などでも短時間で一応の清掃効果が得られる。
4 歯間ブラシで、歯周ポケット入り口付近までは確実に達することができる。
という特徴があります。

一方問題もあります。
1 歯根の柔らかい部分が露出している場合などには、歯をを傷つける恐れがある。
2 金属の部分で歯の表面を擦る恐れがある。
3 歯周ポケットの内部の清掃は出来ない。 

私なりの結論を言うと、歯間ブラシは口の中を清潔に保つためにとても有効な道具です。
しかしながら問題点もあるので、ダメージを最小に抑える注意を払いつつ使う必要があります。
絶対奨められない、という専門家も存在することを付記します。
私は引き続き使い続けてみます。問題があれば直ちに報告します。

参考のため注意点を挙げてみます。
1 何回も激しく往復させない。くれぐれもやり過ぎない。
2 毛の磨り減っていないものを使う。金属部分が歯に触れないようにする。
3 適切なサイズのものを使用する。きつきつサイズは厳禁。
4 あくまでも歯ブラシの補助手段と考える。

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2013年3月28日 (木)

第206:糸楊枝、歯間ブラシ

口の中は複雑な形状なので、様々な道具を使いたいのは自然なことです。
反面道具の種類を多くすると作業が複雑になり時間がかかるのも事実です。

糸楊枝歯間ブラシですが、
使わなくて済ませる。これが私の結論です。

歯ブラシの目的を考えて下さい。
第1:歯と歯の間の食物のかすを取り除くこと、
第2:歯の表面の汚れを落とすこと、
第3:歯ブラシの毛を、歯周ポケットに入れることの3つです。(歯周病が治る歯ブラシ法に詳述)

糸楊枝
歯間ブラシは第1の目的は果してくれます。
さらに歯間ブラシは局部的にではありますが、歯の表面の汚れを落とす効果もあります。
しかしながら糸楊枝歯間ブラシ
最も重要な第3の目的、歯周ポケットの清掃には役立ちません。
しかも両者とも歯茎を傷つける恐れがあります。

従って糸楊枝歯間ブラシは使わずに、
歯ブラシで間に合うように練習するというのが私の結論です。
歯ブラシは、第3の目的のための努力さえすれば、
第1と第2の目的は考えなくても出来てしまうという優れた特長があります。

是非歯ブラシを使いこなしてください。

万能の道具はありません。道具は使いようでもあります。
すでに糸楊枝歯間ブラシなどを使って成果の上がっている人もあると思います。
道具の特性を熟知することで更に成果が上がることと思います。

「歯周病が治る歯ブラシ法」
すぴか書房(TEL048-464-8364 FAX048-464-8336)
http://www.spica-op.jp

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2010年7月31日 (土)

第154:ピンポイント歯ブラシ

記事第153で書いた、特別に作ったピンポイント歯ブラシを紹介します。7番舌側の歯周ポケット専用の歯ブラシです。ここまで細かい作業も時には必要、と言うことで参考のため紹介します。
作ったのは、2種類あり、それぞれ写真を載せます。

Ts3g0085_2

1枚目の写真は左側の歯ブラシ(2列6段)の、使い古したものの毛束を、プライヤーで引き抜いたものです。毛束を4個だけ残しました。この歯ブラシは、7番舌側に当てるには、軸の先端部分が邪魔になります。しかしこの歯ブラシも他の部分には役に立ちます。

Ts3g0086

2枚目の写真は毛束が1個のワンタフとブラシの毛束をカッターで更に細くしたものです。これも使い古した歯ブラシを使いました。
結局、今回はこれを主に使っています。これ以上毛束を細くすると、毛束をばらす作業が容易になる代わりに、腰が弱くなりかえって扱いにくくなります。なお、この加工は、カッターかハサミで散髪するように切ります。プライヤーを使うと、残そうとした毛も緩んで抜けてしまいます。

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2009年6月17日 (水)

第111:歯ブラシを探せ

旧友T氏から良い歯ブラシを発見したとの連絡がありました。サイトを覗いてからメールを返しました。
(来信)
こんにちは。
先日、三鷹駅前のドラッグストアーを覗いたら、とても魅力的な新しい歯ブラシを発見。
デンタルプロ
http://www.jacks.co.jp/
大内さんもご存知ですか。私が、見た中ではこれがベストと感じましたが、如何。

(返信)
大内です、メール拝受しました、有難うございます。
この歯ブラシは、少し前に試したことがあります。毛足が長いので悪くないと思います。問題は、耐久性と価格でしょう。
私の場合はネットで、1本当たり100円以下で買える、歯科医専用とされているコンパクトブラシを使用するとともに、重点部分にはやはりデンターシステマのワンタフトを使います。
自分にベストなものを追い求めてください。

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2008年10月 6日 (月)

第69:JIS(その2)

(第63の続き)歯ブラシの寿命は毛の湾曲、変形で決まる。ある程度以上変形してしまったら寿命だ。ほとんどの歯ブラシの毛はナイロンでできている。一般的に、細い毛は太い毛より変形しやすい。したがって細くて長い毛を持つ歯ブラシは、太くて短い毛を持つ歯ブラシよりも寿命が短い。また歯ブラシは消耗品なので価格も重要だ。私の場合、毛の長さは10ミリ以上あればよい。毛の太さはあまり気にしない。毛が太すぎて困るほどの歯ブラシは今まで見たことがないからだ。これらの事から価格も重視する。このブログ、第35,36の記事にも、「歯周病が治る歯ブラシ法」にも歯ブラシの寿命については書いたので参照してほしい。歯ブラシ道場の黒帯(有段者)は、歯ブラシにこだわる。だから、JISの「屈曲回復率」は(やや凝り過ぎのきらいはあるが)重要な指標だと思う。

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2008年9月18日 (木)

第63:JIS

JISマークとは、工業製品の品質、性能、安全性などが、日本工業規格(JIS)に適合していることを証明するマークだ。これがこのたびリニューアルされるらしい。JISの文字を図案化したものだが、タテがヨコになる。古いマークの方が美しいと感じるのは単なる郷愁だろうか。
それはともかく、JISには歯ブラシの規格もある。JIS S 3016 なる番号を持つ8ページの文書だ。この中で、毛の丈夫さ、へたりにくさ、については簡単に言うと次のように規定されている。項目は屈曲回復率

毛の素材の糸を二つに折り曲げる。これを2本作り互いに引っ掛けて、2kgの加重を3分間かける。折り曲げ点を中央に、6センチの長さに切る。この試験片を60分間放置して、曲げがある程度回復したところで角度を測る。この角度が、180度、つまり真っ直ぐな場合の何パーセントに当たるかが屈曲回復率と規定されている。

屈曲回復率が大きいほど寿命の長い歯ブラシということだ。このブログの記事「第12:歯ブラシを称える」で歯ブラシの寿命のことを書いた立場から、屈曲回復率が最も重要な指標と考える。ところが不思議なことに、家庭用品品質表示法にはこの数値は表示するようになっていない。へたりにくい歯ブラシが欲しいのは私だけではないはずだ。耐熱温度など表示してあるが必要とは思えない。屈曲回復率は知りたい。品質表示法にかかわらず表示したらどうだろう。メーカー殿、今なら宣伝効果があるかも。

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2008年7月17日 (木)

第38:ゴムチップ

歯茎のマッサージのためには写真のような道具、ゴムチップを使う。

Dscn0626

日々の歯ブラシの中で5分以上はゴムチップのために使うように努めている。ゴムチップについては、「歯周病が治る歯ブラシ法」の中で紹介したが、詳しいデータを知りたいと言う読者からのお尋ねが出版社経由で届いた。その時の回答をここに引用する。

”T先生の、歯科医院で購入したものです。
その先生は、ゴムチップと呼びます。本によってはラバーチップと書いてあります。300円位です。替えゴムは数十円程度です。大きな薬品店でもあまり見かけませんが、皆無ではありません。箱に書いてあるのは、すべて英語です。主な文字は、
BUTLER GUM STIMULATOR
JOHN O. BUTLAR COMPANY
CHICAGO, IL 60630 U.S.A.
MADE AND PRINTED IN USA
他には能書きが書いてあるようです。RUBBER TIP という言葉もその中に見えます。
情報は以上ですが、入手経路など詳しいことが必要なら、この次の土曜日に通院するので聞いてきます。

「歯周病が治る歯ブラシ法」すぴか書房(TEL048-464-8364 FAX048-464-8336)
http://www.spica-op.jp

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2008年7月14日 (月)

第36:ワンタフトブラシ

写真は毛束が1個の歯ブラシで、ワンタフトブラシという。これは部分的に使用するものなので何回と一概には言えないが、ある程度使うとやはり開いてしまう(左)。輪ゴムでぐるぐる巻きにして(中)数日置くとまた少しは使えるようになる(右)。ワンタフトは比較的値段が高いので、私はこうやって地球温暖化防止に貢献する(ケチる)。

Dscn0629 ワンタフトの変形状況

ワンタフトには種類があるが歯周病のためには、山形のものや、短いものは不可。毛足の長い、平らなカットのものがよい。でないと歯周ポケットの深いところには届かない。写真の上を推奨する。下は山形カットとなっているが推奨できない。

Dscn0627

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第35:歯ブラシの寿命

歯ブラシの寿命は毛の湾曲で決まる。ある程度以上湾曲すると、毛先を歯周ポケットに入れることが出来なくなる。
歯ブラシがどのように変形してゆくか写真で見る。3,5,8,15回使用した4本を同時に撮影した。私の場合20分か30分しつこくやるので、15回くらいが限度となる。Dscn0622

歯ブラシの変形1

2枚目の写真は8回と15回を比較した。15回は先端の毛が反り上がってしまってポケットの角度に合わせにくくなってしまった。

Dscn06252歯ブラシの変形2

ウィキペディアによると、歯ブラシは年間4億5千万本作られているそうだ。例によって、日本の歯ブラシ人口を1億人とすると、1人年に4.5本使うことになる。私は年間25本以上は使うのでこの数字には当てはまらない。

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2008年6月 8日 (日)

第13:歯ブラシの値段

歯ブラシは、歯科医院では売っている。ドラッグストア、コンビニ、スーパー、空港、ホテル、駅、などいたる所で買える。私は通常型の歯ブラシはインターネットショッピングでまとめて買う。1本当たり100円くらいの計算になる。10日に1本くらい使うので、年間3600円。不可欠なものなので高いとは思わない。他にワンタフとブラシというのを使う。毛束が1束のブラシで、ピンポイントの清掃のために使う。これはあまり大量生産されていないせいか高い。200円以上する。やはり10日に1本使う。これも不可欠なので高いとは思わない。歯ブラシにかかる費用は年に1万円くらいだろう。
ドラッグストアなどでは歯ブラシは高い。メーカーは色や形にわずかの工夫を凝らして、付加価値をつけて強気で価格を設定するからだろう。達人に言わせると付加価値はほとんどが不要だ。最低条件さえ満たしてくれれば付加価値の分は安いほうが良いというばかりでなく、付加価値が邪魔になる場合もある。持ち易いようにと柄に指のための窪みをつけてくれたり、柄を湾曲させたりしたものが多いが、達人にはむしろ邪魔になる。柄は平らで真っ直ぐな方が毛の角度をとりやすい。毛束の先端を山形にカットしたのもあるが、これでは歯周ポケットに毛を入れるのは困難だ。

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