歯ブラシの技術

2013年1月26日 (土)

第203:幼児教育で歯ブラシを

4歳と2歳の孫のことです。
家に入るときに手洗いを欠かしません。言葉もよくしゃべらない頃からの、ちょっとしたしつけが習慣になったものです。保育園でも徹底して教えるようです。
私は手を洗うことは必要性は大いにわかるのですが今でも面倒なことだと思っています。
私の子供達は学校から帰ったら手を洗う習慣はありましたが目を離すと手を抜くこともありました。
孫達はいまや何も言わなくてもしっかりハンドソープも使って手を洗います。
世代の違いといえば簡単ですが、手洗いは現代社会で健全に生きるためのひとつの技術となったのです。
原始の世界では、石鹸もないし恐らく手洗いなどはそれ程必要とされなかったでしょう。それよりも魚を捕まえたり、おいしい木の実を見つける技術のほうがはるかに重要だったと思います。現代人として手洗いは不可欠な技術です。
手洗いと同様な生活に必要な技術は山ほどあります。字を読んだり書いたり、足し算、引き算、掛け算などの簡単な計算力、初等教育のほとんどがこれです。
では歯ブラシはどうでしょう。野生動物に歯周病はないといわれています。人間も原始には少なかったと思われます。現代はどうか、歯ブラシをしない人はほとんどいないにもかかわらず、成人の8割は歯周病といわれています。だから正しい歯ブラシ技術はは生活必須の技術なのです。
幼い頃に習慣付けることが重要です。私は孫達と風呂に入るときには歯ブラシを持たせます。そして私の歯ブラシ法を見せます。面白がって真似る年齢が勝負です。
歯科の先生や衛生士さんはもちろん、親御さん、学校の先生、どうか子供たちに歯ブラシ習慣付けてください。
格言をひとつ紹介します。
「子供は親の言うことは聞かないが、親のやることはそっくり真似る。」

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2012年10月26日 (金)

第197:毎日の歯ブラシは辛い

大阪の或る歯科の先生から出版社経由で電話を頂戴しました。
歯周病が治る歯ブラシ法」を読んでの御所見をいただきました。
先ずは書かれてある歯ブラシ法は正しいと、褒めて頂きました。
更に患者に努力を強いることが問題。この方法をマスターさせるのに、
子供の場合にハイキングに行くくらいの努力が必要だとすると、
大人の場合には日本アルプス、
中高年者だとヒマラヤに登るくらいの努力が必要だろうとおっしゃいました。
臨床経験30数年の先生の発言なので重みがあります。

歯ブラシ道場の記事も方向性を持ったものにする必要がありそうです。
まだ答えはありませんが、
努力は苦痛とは違うこと」、
努力は必ず報われること」、
「歯ブラシは健康のために毎日1時間散歩をするくらい楽しいこと」
などを訴えてゆくことになるのかなと思いました。
先生、ありがとうございました。これからも意見交換させて下さい。

「歯周病が治る歯ブラシ法」
すぴか書房(TEL048-464-8364 FAX048-464-8336)
http://www.spica-op.jp

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2012年5月 7日 (月)

第193:歯並び

まだ歯周病のない若い人も、今のうちに歯並びの矯正をするのが良い方法だと思います。

毎日の清掃がとても容易になるので、さほど苦労することなく歯周病が予防できます。

歯周病を防ぎ、対処するためには極論すると歯ブラシしかありません。

患部となりそうなところ、つまり歯と歯茎の間をなるべく清潔に保つ。

また患部となったところ、つまり深い歯周ポケットには、試行錯誤しながら歯ブラシを入れる。新たに深いポケットを見つけたら、また同じように工夫しながら歯ブラシを入れる。

そしてときどき歯科に通い、普段歯ブラシの届かないところを清掃してもらう。

これだけ考えても歯並びが良いだけで相当有利です。
歯並びびをよくすると個性が失われ、顔が平凡になってしまう、と悩む人にも私は矯正を勧めたいと思います。歯周病はそれほど恐いのです。

歯並びを矯正するほど若くない人は、めげずに歯ブラシをより念入りにやって下さい。自分の歯は自分で守るしかないのですから。

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2012年2月15日 (水)

第190:乳歯の歯ブラシは?

歳をとると幼い子供が無性に可愛くなります。自分の孫は言うに及ばず小学校に入る以前の子供は見るだけで嬉しいものです。
乳歯は前の上から生えて来ます。ぽつんと白いものが見えた頃の可愛さ、指を噛ませると結構痛いのに嬉しくなります。乳歯永久歯よりも白いのでなおさら可愛く見えるのかもしれません。乳歯が抜けるのも前の上からです。小学校高学年くらいでしょう。にこっと笑ったとき、前の上の歯だけがない子をよく見かけます。これも愛らしいもので、こちらも思わずにこっとしてしまいます。抜けた後にはきっと永久歯が生えてきています。
子供に如何に歯ブラシを教えるか重要な問題です。歯ブラシ道場では、親のつとめとして次のように指導します。
1、乳歯の段階では、習慣を身につけさせる。毎日歯ブラシを当ててやる、嫌がるようなことはなるべくしない。はじめのうちは効果は期待しなくても良い。
2、永久歯が生え揃った頃から本格的な歯ブラシを教え込む。順番としては、上から下、表から裏、門歯から臼歯、という具合に易しい方から教えていく。
3、その後早い時期に歯並びの矯正をして、生涯にわたり手入れをしやすくする。
4、成人式で虫歯が無かったら女の子なら金の指輪、男の子なら金貨のプレゼントを約束する。また実行する。治療費に比べれば安いものだと考える。

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2011年10月17日 (月)

第183:除石治療

ほとんどの人は、歯科治療はなるべく短時間に、痛みなく終らせたい、たかが歯石をとるだけで、2回も3回も通院などしたくない、と思っているはずです。
痛くないように、きれいに歯石を取るのは細かい技術の要る大変な仕事だと思って下さい。ベテランの衛生士さんでも、上だけで最低15分はかかります。上下で30分以上です。ベテランでない若い衛生士さんはもっとかかるし、もっと痛いでしょう。
歯石は歯ブラシの届かない所につきます。正しい歯ブラシをしても届かない、歯肉溝の奥です。正しい歯ブラシの出来ていない場合は、もっと浅い所にもつきます。歯垢は2,3日で硬くなり、それが堆積して石のようになったのが歯石です。だから歯ブラシで歯垢を毎日掃除しているところにはつきにくいのです。
専門技術と、特殊な器材を駆使した高度の治療が除石という治療です。スケーリングとも言います1週間くらい空けて、上と下2回に分けて十分きれいにしてもらうことを勧めます。除石の間隔は、私の場合3ヶ月ですが、先生と相談して決めて下さい。誕生日とか、特定の日に決める方法もあります。

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2011年8月31日 (水)

第179:マンネリとの戦い

毎日歯ブラシをしていると、日々の変化はあまり感じませんが、こうして通院記録を書いて、2、3ヶ月前と比較しながら考えてみると、歯ブラシが当たるときの感覚も、出血も、随分変っているのがわかります。

習慣的にやっていることも、やはり状況は、日々新たになっているものです。歯ブラシの使い方も、重点箇所も当然変化しています。私の場合、ブログに通院の記録を記すことでマンネリ化を防いでいるのです。

測るだけダイエットと同じ原理です。

体重を測定することがダイエットの最良の方法だと言います。理屈を考えると、現実を継続的に把握することによって、その変化の原因を無意識に推定する、この無意識の積み重ねが自分を変えるというわけです。

通院記録とまではいかなくても気のついたことを書いておき、後から読み返す。きっと何か得るものがあると思いますが、いかがですか。

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2011年8月12日 (金)

第177:丈夫な歯より正しい歯ブラシ

習慣、癖、リズム、躾、は同義語です。ストレスを感じることなく、努力することなく、忘れることなく、実行することを言います。

良い習慣を多く身につけることは、ある意味人生の目標でもあります。
生涯自分を磨き続けるタイプの人を見ればよく分かります。

身についた習慣はたとえ認知症になっても現れます。老人ホームで見た背筋の伸びたボケ老人は、食堂に出入りするたびに一礼します。聞けば弓道の達人で、大広間は道場だと思っているのだそうです。なんと美しいボケ老人だろうかと思いました。生涯修行を続けた人に違いありません。杖を突きヨタヨタしながらも食堂の入口で礼をするのです


習慣は才能に勝る、と言う諺もあります。何も才能のない私にとって、若い頃からの戒めの言葉です。若くて天才といわれ、生涯自分を磨き続ける人は滅多に居ません。私は天才少年が現れたときには、けして賞賛しません。自分を磨き続けるかどうか見守ることにしています。

歯ブラシは歯周病の予防や改善という結果で評価されます。「正しい歯ブラシ習慣は、もってうまれた丈夫な歯に勝」ります。

ろくに歯磨きもしなかったのに丈夫な歯を自慢していた友人が、最近二人も、相前後して私に相談に来ました。60過ぎて急に歯全体がおかしくなってきたというのです。もって生まれた丈夫な歯は正しい歯ブラシ習慣がない場合、惨めな結果を生むのではないでしょうか。

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2011年7月13日 (水)

第175:ゴムチップを手に持つ

ゴムチップの不十分なことを、4月3日の通院で指摘され、翌週の通院で改善したことは、記事第168で既に述べました。
そこで、ゴムチップをもっと楽にやれないかとあれこれ考えました。
この3ヶ月間ゴムチップは毎晩の入浴時間以外の時間帯に、ついでに出来ないかと考えてみました。
パソコンを見ているとき、新聞を見ているとき、食後ボーッとしてる時などにゴムチップを手に持つように心がけました。
先ずはゴムチップを持つ、全部できなくても良い、その時の気分で、気持ちの良いところだけでもグイグイと押す。
いいではないか。さほど真剣になっていたわけではないのに、一昨日の検診では、それでも歯茎の状態は改善されたこと言われ、意を強くしました。
これでよさそうです、暇なときにゴムチップを持てばいい。職場のデスクと、家のデスクと、居間のテレビの前、3本を手近なところに置いておきます。
目に入ったら手に持てばいいのです。ストレスなく習慣を作るよい方法です。
ゴムチップに関する記事は、第38や第95を見て下さい。ゴムチップの詳しい使い方は「歯周病が治る歯ブラシ法」を見て下さい。

「歯周病が治る歯ブラシ法」
すぴか書房(TEL048-464-8364 FAX048-464-8336)
http://www.spica-op.jp

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2011年6月24日 (金)

第173:ためしてガッテン(2)

今月22日放送の「ためしてガッテン」の中で紹介された、歯ブラシ法について吟味します。番組の最中にも、インターネットでも、さほど詳しくは言っていませんが、要点は以下4点です。
①歯磨きすることで歯垢を落とすこと、
②歯ブラシを大きく動かす「ゴシゴシ磨き」では歯と歯茎の隙間に毛先が届かず歯垢がたまってしまうこと、
③歯ブラシを小さく動かす「クシュクシュ磨き」がおすすめであること、
④動かすのは1ミリから3ミリくらいでよいこと、
歯ブラシ道場の見解です。
A ①は誤解を招きます。歯垢が落ちるのは結果であり目的ではありません。目的は②にあるように歯と歯茎の隙間の掃除、もしくは歯と歯茎の間に毛先を入れる、とすべきです。多くの人が、歯の表面を「磨く」ことに専念するあまり正しく磨けていないことを考えれば、どちらの言い方が誤解が少ないか、明白です。
B ②と③と④は一つにして、歯ブラシは大きく動かさないこと。動かすのは1ミリから3ミリくらいのつもりでよい。と言えば十分です。
C 「ためしてガッテン」で言っていないことを付け加えます。歯ブラシはタテに持って毛先を歯と歯茎の境目に当てる
ABCを基本に毎日の歯ブラシをはじめて下さい。必ず成果は出ます。
道場長としては、「ためしてガッテン」の歯ブラシ法に満点をつけるわけには行きませんが、合格点はつけたいと思います。志の輔師匠、小野文恵アナ、このブログまたは「歯周病が治る歯ブラシ法」を見て満点とれるように頑張って下さい。

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2011年2月 4日 (金)

第165:修行の目的

武道ではよく、「心手、期せずして」と言う言葉を使います。すなわち、いちいち意識しなくてもきちんと心と手が動くような状態まで稽古を積み重ね、目をつぶっていても、身に危険が及ぶ咄嗟の場合に身を守ることが出来るようにすることが、修行の目的です。
しかし我が歯ブラシ道場では、そこまでは要求しません。歯ブラシの毛を歯周ポケットに入れるためには、どうすればよいか、時間をかけて、よく考えながらやれば十分です。

名人を自称する私でさえ、「右上6番の裏側に歯ブラシを当ててみてください。」などと衛生士さんに言われると、歯ブラシの持ち方を考えて、鏡に映る歯ブラシの角度を調整して、何度か当ててみて、位置を決めるのです。それでいいのです。歯周病菌は、武道の相手のように対等な相手ではありません。あまりにも小さい代わりに絶対逃げません。ここはじっくりと、しかし確実に攻めましょう。

歯ブラシ道場では「心手、期せずして」ではなく「心手おもむろにそして丁寧に」を要求します。

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