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2010年6月18日 (金)

第150:終末期

歯が全部抜けたら歯周病は終わります。

人間から見ると、歯を全部失ったので、治ったとは言えません。一方、歯周病菌からみると、生息するための場所を失ったのだから、人間との戦いに勝ち、目的を達成したとは言えません。歯が全部抜けることはどちらにとっても好ましいことではないと思います。

戦争に似ています。1815年の戦争、映画にもなったワーテルローの戦いは、ナポレオンの最後の戦いとしても有名です。損害は仏軍3万、英軍2万5千、激烈な戦いです。映画のラストを思い出します。勝った英軍のウェリントン司令官のセリフです。「最も惨めなのは敗者だ、その次に惨めなのは勝者だ。」

歯が全部抜けるような人は既に繁殖を終わったと見ていいと思います。つまり人類としてはは後世に遺伝子を伝えました。ところが歯周病菌は歯と共に全滅したら、後世に子孫を残せないことになります。そこで考えられたのが感染と言う仕組みでしょう。さらに、歯周病菌は血管を伝わって、糖尿病や動脈硬化などの遠因になり新しい生き場所を求めます。人類と菌類の果てしのない、いたちごっこのひとつです。

毎日歯ブラシして歯を守ろうとする努力は、歯周病菌の生息場所がなくならないようにしていることにもなります。だからこそ歯周病菌の活動が活発にならないように、毎日歯ブラシすることが重要なのです。手を抜くとすぐワーテルローになってしまいます。頑張りましょう。

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