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2008年11月 7日 (金)

第78:シマ

難解な医療用語が話題になっている。医師が使う言葉が患者に分からないので是正せねば、とニュースにもなった。私にも経験がある。或る歯科医が「シマ」という言葉を使った。深刻な話ではなかったが意味を質してみた。答えは「歯磨(シマと読む)」だった。歯を磨くことだそうだ。したがって「シマ剤」はハミガキ剤のことだ。「ハを磨く」とか「はみがき」で十分ではないか。「歯磨(シマ)」は歯科医村の方言なのだ。都会などでは使わないほうが良い。立派な先生も田舎臭く見えてしまう。何よりも患者に説明するという目的を達成できない。
患者の側にも大きな問題がある。分かりずらいほうが安心するのだ。目に物もらいができたとき或る人が「名医がいる」と言って眼科医を紹介してくれた。通院して治療を受けたが、先生の説明はほとんどなかった。代わりに先生は、独りでぶつぶつ英語だかドイツ語だかの外国語をつぶやきながらカルテを書いていた。看護婦にも外国語で指示を出した。外国語と言っても症状か、薬の名前程度のことだろう。成程これかと思い帰ってから、紹介者に報告すると、彼は得意になり、「あの先生は名医だ、全部難しい外国語でやる。」と私に答えた。霊感商法に似ているな、と思ったが、なぜか微笑ましくもある。

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受信: 2008年11月 7日 (金) 12時06分

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